第13回「実戦で役に立つ面白い形」(後編)

第13回「実戦で役に立つ面白い形」(後編)

こんにちは、ヨーテルです。
今回は前回に引き続き「麻雀で出てくる面白い形」を紹介していきます。

前回をまだ読んでいない方はこちらも合わせてご覧ください!

第12回「実戦で役に立つ面白い形」(前編)
こんにちは、ヨーテルです。 今回と次回にかけて「麻雀で出てくる面白い形」を計6つ紹介していこうと思います。 麻雀は一種のパズルゲームで、牌の組み合わせやアガりのパターンもたくさんあるので、時々変な形や面白い形に遭遇することがあります。 実戦でまあまあ出てくる面白い形を僕の独断と偏見で紹介していきます。 1.どっちでも一盃口 まず紹介するのが『どっちでも一盃口』という形です。 こちらの手牌ご覧ください。こちらの手牌なんですが実はテンパイしているんですよ。待ちは待ちです。 この形はなんと、どちらでアガっても一盃口が付くという特殊な形になっています。 普通、一盃口っていうとこういうで、高めで一盃口、みたいな形になるんですが、 この形はピンズをで分けるとで一盃口の形【】が出来て、で分けると【】で高め一盃口の形が出来ます。 つまり、2種類の高め一盃口の形が残っているので、どちらでアガっても一盃口が付くというわけです。こんな形なかなかないですよね。 覚え方としては、2つのアンコを1枚ずつの牌で挟んでいる形と覚えるとわかりやすいかと思います。1枚・3枚・3枚・1枚

3.4連星

続いて紹介するのは「4連星」という形です。ちなみに形の名前とかは一般的な呼び名がないので僕が勝手に決めてます。変だと思ったら好きに呼んでください。

4連星というのは、こういうテンパイ形のことを呼びます。

この2つの牌姿はどちらも同じ待ちで、待ちです。4連続の数字が待ちになっているということで4連星と名付けました。 麻雀の待ちって、やっぱりとかとか、そういう筋で待ちになることが多い中で、4つ連なった待ちになるというのは結構珍しいなと思って取り上げました。 ちなみにこれどういう感じで4つ待ちが出来てるのかというと、上の図はのリャンメン待ちと、のシャンポン、そして単騎が複合した形で、
下の図はの両面と、のシャンポンが複合した形になってます。

7枚で構成される4面待ちということで、意外によく出てくるので覚えておいて損はないのではないかなと思います。

4.5連星(アンコサンドイッチ)

ただ7枚で構成される待ちにはもっと強いのがあります。それがこちらの「5連星」です。

これは『アンコサンドイッチ』という呼び方も結構されているようですね。
その名の通り、2つのアンコで1つの牌を挟んでいる、という見た目からだと思います。

この形は7枚で作る形としては最強の形で、待ちはなんとの5面待ちです。 詳しく分解してみると、のリャンメン待ち、のリャンメン待ち、そして単騎待ちという3つが合わさってこの待ちを作っていることがわかります。
これも自分でとを3枚ずつ持っているので、相手が使いづらいところが待ちになっているという意味で非常に強い待ちになってます。この形でテンパイしたらもう勝ったようなもんですね。

ちなみにアンコサンドイッチにはこういうのもあります。

これは2つのアンコで1つ間をおいて中に具が挟まっている、という感じです。
外側のボリューム感の割に中身がスッカスカなんでこのサンドイッチを売ったとしたら苦情確定だと思います。

待ちはの3面待ちです。3つ並んだ牌が待ちなんで今までのパターンに倣うなら「3連星」ですかね。カン、カンと単騎が複合した形になります。これも他の人がが使いづらいんで十分強い形です。

5.ダブルシャンポン

続いて紹介するのはこちら、ダブルシャンポンです。

その名の通りシャンポン待ちが2つある、という何とも奇妙な形になります。

この手牌、待ちはなんとの4面待ち。これはどこの一盃口を採用するかで待ちが変わってきます。 【223344】の一盃口を採用するならこれはのシャンポン待ちですが、【445566】の一盃口を採用するならのシャンポン待ちになります。
ちなみに4面待ちって聞くと結構強そうですが、実際のところ全部2枚ずつ自分で使っているシャンポン待ちなので、待ちの総数としては2×4で8枚しかありません。普通のリャンメン待ちと同じですね。

枚数だけならリャンメン待ちと同じなので普通に強いんですが、形のレア度に対して飛び抜けて強いかと言われればそうでもないのが残念なところです。

6.8連星

最後に紹介するのは、多面待ち最強の形。なんと「8連星」です。
最強の多面待ちといわれれば国士無双の13面待ちや、純正九蓮宝燈の9面待ちを思い浮かべると思うんですが、これはそういった役満系を除いた中での最強の待ちになります。

これはどんな手牌構成か皆さん分かりますか?
実際に麻雀のプロテストにも出てきたくらいの問題で、8連続の数字が待ちになる形はこの世に2つしかありません。それがこちら。

13枚が同じ色で染まったチンイツではなく、1メンツ違った色でも10枚の形で8面待ちを作ることが出来ます。

待ちはどこかというと、上の図が以外全部、下が以外全部です。試しに上の形を分解して、待ちを確認してみましょう。 まずのノベタンの待ちはパッと見で分かる方も多いでしょう。
続いてを頭、をアンコとしてみたときの、
逆にをアンコ、をアタマとしてみたときのが複合しています。

こんなんテンパイしたらもうオープンリーチして待ち教えてもアガれますね。

ちなみに僕8面待ちってこの2つしかないと思ってたんですが、実は他にもあるらしいです。確かに8連星の、連続する8個の数字が待ちになるのはこの2つしかないっぽいんですが、知り合いの多面待ちにすごく詳しい場末雀荘のオーナーに聞いたところ、こんな形を紹介されました。

とんでもない手ですね。分かりやすく名前を付けるなら「逆チューレン」って呼べばみんなわかるかな、という形で、4枚使っている牌以外がすべて待ちになります。純正九蓮宝燈の逆バージョンですね。
(※一般的に「待ち」は、もし5枚目の牌が有ればアガれる形であっても4枚使いの牌は待ちにカウントしないため、ピンズの全てでアガれる上2つの図は8面待ちになります)

というわけで2回に分けて麻雀に出てくる面白い形を紹介しました。いつか来たときに待ちを見落とさないように、ぜひ覚えておきましょう!

元動画はこちら!

前回コラム
第12回「実戦で役に立つ面白い形」(前編)

コラムトップはこちら

関連記事

第29回「【完全版!】リャンメンカンチャンの扱い方」
ヨーテルチャンネルon 麻雀界.WEB コラム・講座

ヨーテルチャンネルon 麻雀界.WEB

第29回「【完全版!】リャンメンカンチャンの扱い方」

こんにちは、ヨーテルです。 本日は「【完全版!】リャンメンカンチャンの扱い方」。こういったテーマでお話していきたいと思います。 早速ですが、リャンメンカンチャンというのは こういう形のことを言います。 この形って、を引いたらを切ってメンツが2つ出来ますよね。ただこの形は以外にも、を引いてもを切ってメンツが2つ出来ます。なのでこの6枚でリャンメンの、カンチャンのカンの3種類を受け入れることが出来る、大変お得な形になってます。 リャンメン待ちとカンチャン待ちが複合しているので、それを合わせて「リャンメンカンチャン」と呼ばれているわけですね。 結構この形って、麻雀マニア界隈では有名な形なんです。なぜ有名かというと、知ってるだけでドヤれるから。 ドヤりたい人が広めるんですよね、この形。 かくいう僕もこの内容の動画を作った動機はドヤりたいという理由が半分くらいを占めてます。 なんかすごい発見をしたみたいに思えませんか?リャンメン待ちにカンチャンがくっついてるって、いかにも牌効率って感じの知識で興奮しますよね。 そんなリャンメンカンチャンなんですが、有名になってきたのはいい

By 麻雀界編集部
第28回「降り打ちを減らすコツ」
ヨーテルチャンネルon 麻雀界.WEB コラム・講座

ヨーテルチャンネルon 麻雀界.WEB

第28回「降り打ちを減らすコツ」

こんにちは、ヨーテルです。 本日は「降り打ちを減らすコツ」というテーマでお話していきたいと思います。 皆さん、“降り打ち”って経験ありますよね。 相手からリーチが入って、降りたいんだけど安全牌がなくて、一番通りそうな牌、例えばスジとかを切ったら放銃した経験…。 まあ、なんかすごい萎えますよね。自身は勝負する手ではないのに放銃してるんで、本当にバカバカしくなります。 今回はそんな降り打ちをできるだけ減らすためにどういった工夫ができるのか、というのを解説していきます。 ある程度の放銃はやむを得ない まず一番大事なこととして、降り打ちした瞬間の場面に関しては、基本もうどうしようもありません。 そもそも降り打ちするような状況というのはその時点でもう手牌に安パイはなく、それで一番安全そうな牌を切って振り込んだなら、それはもう避けられない放銃なわけです。なのでそこを反省してもしょうがないわけです。 もちろん、切った牌が本当に一番安全だったかというのは検討の余地はあるんですが、正直なところある程度打てる人であれば手詰まった時に切る牌というのは概ね一致します。一番安全でなくても2番手3

By 麻雀界編集部
第27回「孤立ドラ役牌の扱い方」
ヨーテルチャンネルon 麻雀界.WEB コラム・講座

ヨーテルチャンネルon 麻雀界.WEB

第27回「孤立ドラ役牌の扱い方」

こんにちは、ヨーテルです。 本日は「孤立ドラ役牌の扱い方」というテーマでお話していきたいと思います。 皆さん、ドラの役牌が1枚あるときっていっつも難しくないですか? 例えば配牌が上図だったとして、役牌のドラが孤立で1枚。なんかこれ扱いづらいなみたいな。 もちろん自分が重ねればすごい強いんですけど、だからこそなかなか切れずに中盤に差し掛かってしまって、ドラ以外のところでちょっと手牌は整ってきたんだけど、なんか切るタイミング逃しちゃったな、みたいな。よくありますよね。 今回はそんなくせ者の孤立ドラ役牌について解説していきたいと思います。 まず、孤立ドラ役牌はどういった特徴があるのかというのについて説明します。 さっきも言った通り、重ねられれば強いので、孤立ドラ役牌というのはまあまあ強力な武器ではあります。 しかし、皆さん知っての通りこの武器は諸刃の剣で、切って誰かにポンされてしまえば、その人のアガリが満貫なのが確定してしまいます。ポンで済むならまだいいですが、切り遅れるとロンって言われて痛い失点をすることもあります。七対子のドラ単騎のダマテンとか、よく見ますよね。 ですのでこ

By 麻雀界編集部
第26回「天鳳位がラス回避のコツを解説!」
ヨーテルチャンネルon 麻雀界.WEB コラム・講座

ヨーテルチャンネルon 麻雀界.WEB

第26回「天鳳位がラス回避のコツを解説!」

こんにちは、ヨーテルです。 本日は「ラス回避ルール」の戦い方をお話していきたいと思います。 まず最初に「ラス回避ルール」ってどんなルールなの?というところから説明します。 ラス回避ルールというのは主にネット麻雀の天鳳や雀魂の段位戦で主に行われているルールで、ラスが1人で全員分のマイナスを背負う、というゲームになっています。 例として天鳳の鳳凰卓はトップで+90ポイント、2着で+45ポイント、3着は0でラスが▲135ptと、トップと2着のプラスを全部ラスが払う、という完全にババ抜きみたいなゲームシステムなのがラス回避ルールになります。 逆にMリーグのルールのようにトップが大きなプラスを得て、2着がほんの少しだけプラスで、3着は少しマイナス、4着がそこそこマイナスみたいなルールのことをトップ取りルールと呼んだりします。フリー雀荘とかだとこちらのルールが一般的に採用されていますね。 着順 天鳳(鳳凰卓) Mリーグルール 1着 +90 +50 2着 +45 +10 3着 ±0 ▲10 4着 ▲135 ▲30 皆さん普段どちらのルールを打つかというのは

By 麻雀界編集部

人気の記事