第20回「みんなが知らないマニアックルール5選」

第20回「みんなが知らないマニアックルール5選」

こんにちは、ヨーテルです。
本日はみんなが知らないマニアックルール5選というテーマでお話していきたいと思います。

麻雀のルールは本当に複雑で難しいんですけど、その中でも今回は多くの人は知らないようなマニアックなルールについて解説していきたいと思います。逆に知ってる人は超麻雀マニア!

これらはめったに登場しないようなルールばかりなんですが、知ってるとたまに得したり、逆に知らないとルール違反でチョンボになってしまったりもするものもあるので、ぜひ覚えていってもらえればなと思います。

その1『裸単騎でノーテン』

字面だけ見るとそんなことあり得なくない?
と思うかもしれませんが、実際ノーテンの牌姿を作ることは可能です。それがこちら。

こんな感じに自分で待ち牌をすべて使っているケースはノーテンになります。流局して「テンパイ」と手牌を開けてもテンパイ料は貰えません。

ですが、現実的にこんな手になることは滅多にありませんね。

ただ、それでも裸単騎で流局した時に、ノーテンと言って手牌を伏せることは可能です。ルール違反でも何でもありません。

その理由は流局時のテンパイ宣言は義務ではなく任意だからです。もちろんテンパイしていないとテンパイ宣言は出来ないんですが、テンパイしていた場合でもノーテンと言って手を伏せてもよいということですね。
それは裸単騎のように、明らかにテンパイしているといった状態でも変わりません。

ただネット麻雀の場合はテンパイしていたら強制的にテンパイ宣言してしまうので注意しましょう。

そもそも裸単騎でノーテンにしたほうが得な状況というのは5回くらい生まれ変わらないと見れないと思いますが、もし遭遇したら絶対笑っちゃいますね。

その2『高点法』

麻雀には『高点法』という原則があります。
これはアガったときに適用される法則で「アガったときの打点は常に一番高い点数で計算しなければならない」といったものです。

例えばこういう手牌。

リーチをかけてをツモりました。一見、[リーチ・ツモ・三暗刻]の満貫に見えるかもしれませんが、実は以下のように分解してみるとピンフにも取れる形になっています。

ピンフにとると、[リーチ・ツモ・純チャン・ピンフ・一盃口]で跳満になります。このようにメンツの取り方によって打点が変わるときは、必ず高いほうに受けて計算しましょう、というのが高点法になります。

そうは言っても、点数なんて高ければ高いほどいいのでわざわざ低い点数を選ぶ場面というのはそうそうないと思うんですが、例えば先ほどの手で

トップ目:50000
2着目:33000(自分)
3着目:14500(親)
4着目:2500

こういう点数状況で飛びありのルールだとしたら、跳満をツモっても逆転できないけど、このラス目の人が飛んでゲームが終わってしまうので、あえて満貫にして飛ばさないようにする、といったような。こういう時は低い点数にしたくなりますね。
ただそれは出来ませんよ、跳満にしてくださいね、というのが「高点法」というルールになります。

その3 連風牌の頭

連風牌とはなにかというところからまず説明します。

連風牌というのはいわゆる風牌が2つ重なった牌のことで、東場で東家の人の、南場で南家の人ののことを言います。一般的にダブ東とか、ダブ南とか呼ばれている牌のことですね。

この連風牌がコーツで使えればもちろん2ハンなんですが、雀頭になっていることもあるかと思います。こういう時に、ちょっとした特殊ルールが適用されることがあります。それが、符です。

麻雀の符計算のひとつに、「役牌が雀頭のときは2符」もらえます。
ただし例外があって、連風牌で雀頭を作ると特例で4符貰えるルールが一部あります。

これを使うと少しだけ得する場面があって、こういう手牌の時ですね。

自分は南場の南家で連風牌のが雀頭です。ポンしたで4符4符、頭のも4符なので、40符になって5200点になるわけです。もし連風牌の頭が2符ならちょうど30符で3900点なので、ちょっとお得感がありますよね。

ただし、この連風牌が雀頭のルールについては場所によって異なります。
連風牌が雀頭になっている時も普通の役牌の頭と同じように2符で扱うルールがあります。

確認した限りでは、天鳳と雀魂は4符扱い、逆にMリーグは2符扱いを採用しています。フリー雀荘で打っててどちらかわからない場合には店員さんに確認するのが良いでしょう。うっかり2符で計算したら実は4符扱いで点数を損するケースもないわけではないですからね。

その4 リーチ後のカン

リーチ後のカンに関してはその場の取り決めでかなり違ってくる話になっています。

一般的にはこういう感じでリーチして、をツモってきたら暗カンすることが出来ますね。

ただ、このリーチ後のカンが出来ないケースが実はあるので、ここではそれをすべて紹介します。

リーチ後のカン自体が禁止のケース

まずリーチ後の暗カンそのものをすべて禁止しているルールもあります。

これはプロ団体の麻将連合や101競技連盟のルールで採用されています。リーチ後は手牌を変えてはいけない、というルールを厳密に守ると、暗カンするのも手牌が変わってるからダメだよね、という解釈になり、リーチ後の暗カン自体が禁止になるという感じのルールになっています。

色々な暗カンできないケース

次にリーチ後のカンは出来るルールなんだけど、特例としてカン出来ない手牌があります。これを皆さんには気を付けていただきたいです。では一気に紹介します。

まずこちらは、を手の中に入れてでメンツを作ればをカンできる形になりますが、リーチ後のカンはツモった牌でしかできません。これでをカンしてしまうことを「送りカン」と言って反則になります。
こちらの牌姿は4枚目のを持ってきましたが、待ちが-からに変わってしまいます。リーチ後は待ちの変わってしまうカンは出来ません。
3つ目が難しいですね。今度はをツモってきて、一見カンしても全く問題なさそうです。待ちも変わりません。

ただ実はこれもカン出来ません。

確かに待ち自体はをカンしても-で変わっていませんが、手牌を
    
こう分けてみると、カンの待ちがあることがわかるでしょうか。をカンしてしまうと、カンの待ちが消えてしまいます。でアガったときは必ずリャンメンに受けなければいけないということですね。
いやいや、リャンメンだろうとカンだろうとそれで何が変わるねん、と思うかもしれませんが、これはもうそういうものだと思ってください。
一個わかりやすい例に変えるとしたら、こういう形でをカンしてしまうとでアガったとき789の三色が付かなくなってしまいます。これだとカンが残っていることの重要性がわかるでしょうか。

この例は相当レアな牌姿のような気もしますが、とにかく待ちの受け方を減らしてしまうようなカンは出来ません、ということで覚えておきましょう。


4つ目。このもリーチ後はカン出来ません。 現状ピンズのシュンツの部分は、678と789の2種類の取り方をすることが出来ます。それがをカンしてしまうと678に固定されてしまいます。 このように、メンツの形が選べるときには、それを固定してしまうようなカンは出来ないというルールがあります。もちろんもカンしてしまうとピンズが789に固定されてしまうので、カン出来ません。
となるとこちらの5つ目も分かりやすいですかね。はカン出来ません。 ピンズの部分は一見アンコが3つある形に見えますが、見方を変えると「789のシュンツが3つある」とも取れます。こういう2通りの形が取れるときにもしをカンしてしまうとシュンツの形を取ることが出来なくなってしまいます。
最後、これはそもそもリーチするのか、という話があるんですがそれは置いといて、これもはカン出来ないとされています。

なぜなら、九連宝燈という役が消えてしまうからです。役を消滅させるカンはNGになっているところがあります。この形はリーチしないと思うのでこれも5回くらい生まれ変わらないと遭遇しないとは思います。

そして、リーチ後のカンに関しては場所によって取り決めが違うというのもお伝えしておきます。今紹介したのはリーチ後にカンができないすべてのケースを取り上げたので、うちのルールだとこれはカン出来るよっていう決めになっているところも多いです。

三人麻雀のお店ですと、待ちさえ変わらなければ一番最初に紹介した送りカン以外は出来るというお店も多いような気がします。まあお店によって違うので気になる方は都度確認してもらえればって感じですね。

その5 鳴きが入っても一発が消えない

ええっ!?と思うじゃないですか。麻雀のルールには鳴きが入ったら一発は消えるって書いてありますよね。

ただ、鳴きが入っても一発が消えないケースがひとつだけあります。それが「槍槓」です。

こういう形でリーチをかけたとして、誰かがリーチの一発目にを加カンしました。加カンに対しては「ロン」ができますからをロンと。こういうカンに対してロンをすることを槍槓と言って1ハン役になります。

この「槍槓」の役と「一発」の役は複合します。なのでこれは[リーチ・一発・槍槓]で3ハンになります。

なぜカンが入ったのに一発が消えないのか?
それは、このカンがまだ成立していないからです。

加カンというのは、カンと言ってすぐに成立するわけではなく、カンした牌にロンがかからなかった時点で初めて成立します。ですので、槍槓されてしまったら、このカンは不成立、ノーカン、ノーカン!ということになります。

なのでこれは鳴きがないものとして扱い、一発が付くということになります。
また、当然カンは不成立ですので、カンドラはめくれません。
ここは間違えやすいところなので注意しましょう。

以上今回はマニアックルールを5つ紹介させていただきました。
最後に大事なことを言って終わりにしたいんですが、ルールというのはその場の取り決めによっていくらでも変わることがあります。

なので、今回紹介したルールがどこで打っても同じ・100%正しいわけではないということを認識してもらって、わからないときは店員や場を仕切ってる人に確認をお願いします。

元動画はこちら

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第19回「ドラなしの手はこう捌け。手作りから愚形リーチのみについての考え方も解説」

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