【ねんりんピック岐阜2025】 清流に 輝け ひろがれ 長寿の輪 健康マージャン交流大会レポート
        10月19日(日)~20日(月)、『ねんりんピック岐阜2025 清流に 輝け ひろがれ 長寿の輪 健康マージャン交流大会』が大垣市総合体育館にて開催された。
ねんりんピックは正式には「全国健康福祉祭」と呼ばれ、今回は第37回大会を迎えるシニア層による国体とも称されるイベントで、健康マージャン以外にも様々な種目の交流大会を開催都道府県の各地で実施されている。
健康マージャンは昨年の国民文化祭でも健康マージャン交流大会が開催された、大垣市総合体育館での開催となった。
岐阜県では元々令和2年に第33回大会となる「ねんりんピック岐阜2020」の開催を予定し準備を進めていたが、突然のコロナ禍で1年延期した後、開催中止となり、待ちに待ったの開催となった。
開始式には大会会長・石田仁大垣市長、大会副会長・長谷川つよし大垣市議会議長が出席し挨拶をされ、大会二日目には江崎禎英岐阜県知事も大会の様子を見に来られた。
大会会長・石田仁大垣市長(左)と大会副会長・長谷川つよし大垣市議会議長(右)
また、開始式では最高齢者賞・高齢者賞・大垣市特別賞の表彰も行われ、最高齢者賞は新潟市選手団の大滝三二選手(97歳)と宮城県選手団の畠山ヨシ子選手(87歳)が受賞。
高齢者賞は男女それぞれ最高齢者を除く高齢の3名が受賞。
大垣市特別賞は石田大垣市長によるくじ引きで選ばれた。
左から最高齢者賞・高齢者賞・大垣市特別賞
1日目(団体戦)
1日目の団体戦には、各都道府県や政令指定都市から選抜された70チームが参加し、他チームとしのぎを削り合った。
見事優勝したのは千葉県チーム(鈴木喜三郎選手・桂川豊選手・湯本昭一選手・鎌田芳信選手)、準優勝が秋田県チーム(戸島昭彦選手・津谷和暁選手・藤原甚英選手・畠山正選手)、3位が和歌山県チーム(中田洋選手・人見幸夫選手・栁川幸男選手・村木明選手)。
以下入賞の8位までは神戸市チーム、茨城県チーム、福岡市チーム、東京都Aチーム、山梨県チームという結果になった。
参加者からは「個人戦なら四暗刻目指して見逃すが、チームのポイントだと思うと…」と対々和・三暗刻の出アガリを選択したなど、団体戦ならではの闘いを楽しむ声が聞かれた。
左上から千葉県・秋田県・和歌山県・神戸市・茨城県・福岡市・東京都A・山梨県チーム
2日目(個人戦)
2日目の個人戦は、団体戦を戦った280名が4つのブロックに分かれて戦い、それぞれ上位8位までが表彰対象となる。
見事優勝したのはサツキブロック・鈴木眞澄選手(横浜市)、ハリヨブロック・桂川豊選手(千葉県)、クスノキブロック・佐藤重良選手(宮城県)、ホタルブロック・坂口浩一選手(石川県)。
左から各ブロックの優勝、準優勝、第3位~第8位
特に激闘となったのがクスノキブロックとホタルブロック。
クスノキブロックでは2位の近藤正生選手(宮崎県)と3位の本田博城選手(東京都B)が、ホタルブロックでは5位の横田実選手(横浜市)と6位の貫井洋司選手(東京都A)がそれぞれ同ポイントの結果となり、3回戦までの成績が上だった選手が上位となる先行有利で決着。両ブロック共に東京都の選手が涙を呑む結果となった。
また、ホタルブロックの3回戦ではなんと、最高齢者賞の大滝三二選手(新潟市)と畠山ヨシ子選手(宮城県)が激突。結果は大滝選手が33000点のトップ、畠山選手が30700点の2着と最高齢の二人が素点浮きで終了。3着の選手が28200点、ラスの選手が28100点と100点差、トップからラスまでが僅か4900点差の大接戦で、まさに最後まで誰が何着になるかわからない激闘となった。
大会期間中は観光コーナー・地元名産コーナー・健康チェックコーナーや、協賛の株式会社鳳凰・大洋技研株式会社も物販ブースを設け、地域とのふれあい、地元の皆さんと懇親が深められていた。
また、地元の麻雀ファンにも楽しんでもらおうと併設されたイベント「お楽しみ対局コーナー」では、ゲストの井出洋介プロ、土田浩翔プロ、松嶋桃プロ、川嶋美晴プロの4名と、事前の応募者を対象とした交流対局が行われ、同卓したプロと写真を撮ったりと楽しんでいた。
ゲストプロ 左上から井出洋介プロ、土田浩翔プロ、松島桃プロ、川島美晴プロ
まだ出場したことのない方は、是非参加してみてはいかがだろうか?
参加要件など詳細は、お住まいの都道府県庁ねんりんピック担当課へ問い合わせてみるといいだろう。
一人でも多くの方に興味を持っていただけることに期待したい。
団体戦成績

個人戦成績(サツキブロック)

個人戦成績(ハリヨブロック)

個人戦成績(クスノキブロック)

個人戦成績(ホタルブロック)

            