第21回「ツモ切りリーチ完全攻略」

第21回「ツモ切りリーチ完全攻略」

こんにちは、ヨーテルです。
本日は“ツモ切りリーチ完全攻略”というテーマでお話ししたいと思います。

『ツモ切りリーチ』というのは、自分がダマテンでテンパイしていて、次に持ってきた牌をそのまま切ってリーチ、これを『ツモ切りリーチ』と言います。皆さん見たこともやったこともあるかと思います。

ただこのツモ切りリーチには、良いツモ切りリーチと悪いツモ切りリーチがあります。

この動画ではまず、
①自分がツモ切りリーチをするとき、何が良くて何ならダメなのか
②相手からツモ切りリーチをされた時の考え方

について解説していく、という流れでやっていきたいと思います。
そして最後にツモ切りリーチのちょっとした小技みたいなのも紹介できたらと思います。

良いツモ切りリーチと、悪いツモ切りリーチ

まず、悪いツモ切りリーチから解説していきたいと思いますが、基本的に1個しかありません。
それが「なんとなくダマテンにしてたけど、やっぱりリーチしたほうがいいと思ったからリーチ」です。

【自分の河】

例えばこんな手でなんとなくリーチかけそびれて、ダマテンにしちゃいました、という時。たまにあると思います。役なしの手牌なのでリーチをかけないとあがれません。

で、3人が順番にとパッパッパッって切って、自分の手番になってやっぱりリーチしたほうが良いような……、と思ってツモ切りリーチ。 【自分の河】

これは僕の偏見かもしれないですけど、一般的なプレイヤーのツモ切りリーチで一番多いのがこれだと思ってて、かつ結構これは損するプレイなので、これをやらないだけでも周りと差がつけられるのではないかなと思います。

“損する”と言われても、一見自分は損してないように見えるかもしれません。

だって、当たり牌のは出てないわけで、別にアガり逃ししてるわけではありません。ただ、3人の切った牌、見てほしいんですけど、って切られてます。

これって、もし自分がリーチしていたら切られなかったかもしれないと思いませんか?だって自分の河に対して危ない牌だから。
だから普通に即リーチをしていればこれらの牌を切らせずに降ろせたかもしれない。逆に1巡ダマテンにしたせいで、これらの1牌を通されて追いつかれました、みたいなこともあるわけです。

つまり、なんとなくダマテンにしてリーチが遅れてしまうと大体のケースで損をするよ、ということを覚えてもらえればと思います。無筋1枚通されただけで損ですからね。

なので、ダマにするときはなんとなくではなく、ちゃんと明確な理由を持ってダマにしましょう。待ちが悪すぎるとか、打点が十分だからアガり率を高めるためにダマとか、危ない牌持ってきたら降りたい、とか、そんな感じですね。

まあ例外として何十年も麻雀やってるベテランの方で、今も強いとされてる人のなんとなくダマテンは経験則とかもあるんで絶対ダメかというとそうではないんですけど、まあ基本的に一般のプレイヤーの方は、明確な理由がない限りはリーチしたほうがいいと思います。

そしてここで、この動画で一番大事なことを今から言います!
皆さんね、そうはいってもうっかりダマテンにしちゃった経験ってあると思います。絶対リーチしたほうがいいのに、なんかリーチをかけそびれちゃったこと。僕もあります。

そういう時に、一番やってはいけないことがあります。それが「そのままダマテンにし続けてしまうこと」。

よく、ちょっと打てるようになってくるとツモ切りリーチするの恥ずかしいなって思ってしまって、ずっとダマテンにし続けてしまう人がいます。ただこれはもう一番ダメです。

なぜかというと、そもそも状況がリーチ優位の状況なんですよ。さらに自分の手番では毎回リーチかダマかの選択ができるわけじゃないですか。
そこでツモ切りリーチが恥ずかしいから、とずっとダマを選択してしまうと、毎巡がミスを選び続けることになってしまいます。

なので、恥ずかしくても「あ、やっぱリーチしたほうが良かったな」って気づいた瞬間にツモ切りリーチは打ちましょう。堂々と行くことが大事です。

ただもちろん、なんとなくダマテンにしてしまうみたいなミスはしないほうがいいので、やらないための対策も一緒に紹介します。

人がこのミスする時の思考って大体決まってて、それがリーチ判断以外のことで頭の中が埋まってるときではないかなって思ってます。

例えばこういう手。

との1シャンテンなんですが、まあできればからいれての3メンチャンで待ちたいじゃないですか。なので念じますよね、入れー!、って。

ただ次のツモでのほうから入っちゃいましたと。なんだこっちかよー。とか思いながら、ぺって切ってダマテンにしちゃいました、みたいな。もう入れって念じすぎてて、リーチするかどうか考えてなかったみたいなのはよく見ます。

ただ1巡あれば思考する時間もできるんで「あれ、別にでも普通にリーチでよくない?」って気づいて次巡ツモ切りリーチ打つのはあるあるですね。

あとはこういうの。

【リーチ者の河】

これは後手の場面なんですが、先制リーチ受けててこの手牌。ここに持ってきましたと。テンパイなので勝負するんですけど、切るがちょっと危なそうに見えるじゃないですか。リーチ宣言牌のマタギだし。
ここで、通れ!って思いながらぺしって切るんですけどリーチはしないみたいな。これもよく見ますね。
ちなみにタンピンで追いついたら相手が親だろうと追いかけリーチしたほうが期待値は上なんで、これは基本リーチが正解です。
で、これは「通れ!」ってことばかり頭がいっちゃってて、リーチするかどうか考えてなかったパターンですね。これもよく見ます。

ここまで聞いて、「いやいやそんなことするわけないでしょ」って思った方多いと思います。でも皆さん本当にこれ気を付けてほしいんですが、リアルで麻雀すると結構やっちゃう人多いんですよ。なぜかって、リアルだとリーチボタンが出ないから。

なので、リーチするかどうか、というところに頭を持っていく必要があります。そのためには、1シャンテンの段階でテンパイしたらリーチするかどうかを考えておくというのが大切です。

テンパイしてから考えよう、となると、考えがまとまらずにとりあえずダマテンにしちゃうということも多くなります。リーチ判断は事前準備が大切です。


次にいいツモ切りリーチ。これはさっきの逆になります。
「明確な理由があってダマテンにしていたが、状況がリーチ優位に変化したのでリーチ」

麻雀は巡目が進むごとに状況が変化していくと思うんですが、その中でさっきまではダマテン優位だったけど、今はリーチ優位になって、そのタイミングでリーチ。と感じです。これは動きとして完璧ですよね!

では、どういう局面ならこういう状況になるのか。大きく分けて3つあります。
①先制リーチが入った
②待ちが良くなった
③手替わりが待てなくなった の3つです。1つずつ紹介していきます。

①先制リーチが入ったとき

こういうダマでも打点がある手をダマテンにしていたらほかの人からリーチが入りました。

【他家からのリーチの河】

さっきまではほかの人がを切ってくれるかもしれないと思ってダマテンにしてましたが、このリーチが入ったことによってもうリーチ者以外からはが出にくいなと思って、だったら打点上げようとツモ切りの追いかけリーチ。これはよく見ますね。

②待ちが良くなったとき

今のは追いかけリーチだったんですが、先制リーチのツモ切りリーチでもいいツモ切りリーチがあります。それが待ちが良くなったケース。

カンでテンパイしてますが、ドラもなくてリーチのみなんで、ちょっと手替わり待ってみようかなってことでダマテンにしてる場面。

ここで、ポンが入りました。これちょっと「おっ?」てなりませんか?さっきまではカン良くない待ちだったんですが、ポンが入ると、ほかの人が使いづらいですし、ワンチャンスにもなった、ということで、途端にいい待ちに変化しました。

これなら結構アガれそうだぞってことで、ツモ切りリーチ。これも状況の変化に合わせてリーチ判断をしてるので、いいツモ切りリーチですね。

③手替わりが待てなくなった場合

最後に手替わりが待てなくなるケース。

これを3巡目にテンパイしましたが、ダマテンにしています。現状、愚形・ドラ1なのでリーチしてもいいんですけど、、もしくはを引けば平和になるので、3巡目なら手替わりを待ってダマテンのほうがいいかなと思います。

ただこれが9巡目とかになってくるともう悠長にダマテンにしてる余裕はありません。手替わりもタイムリミットがあります。
というわけで、どこかで手替わり待ちのダマテン状態もどこかでツモ切りリーチに行かなくてはならないわけです。

しかし、それが何巡目からなのかみたいなのはかなり難しいんですが、そこを正確に見極められる人ほど、より精度の高いいいツモ切りリーチが使えるのではないかと思います。


相手からツモ切りリーチをされた時の考え方

ここまでは自分がツモ切りリーチをするときの話として、悪いツモ切りリーチと良いツモ切りリーチを紹介してきましたが、今度は自分がツモ切りリーチを受ける側になったときの話をしたいと思います。

ツモ切りリーチを受けたときに真っ先に確認すること、それはツモ切りリーチを打った人が上手い人かどうかです。

上手い人のツモ切りリーチは、さっき紹介したいいツモ切りリーチであることが多いです。
そしていいツモ切りリーチは、先制リーチに限るんですが愚形が多い特徴があります。“悪い待ちが状況の変化でいい待ちになるケース”も、“手替わりが待てなくなったケース”も大体は愚形です。

なので、愚形に当たりそうな牌、特に先ほどのポンのカンみたいに、突然よくなったみたいな待ちには注意が必要です。

逆に言えば、リャンメン=好形にしか当たらないような牌は通ることが多いです。

では逆に、下手な人のツモ切りリーチにはどうすればいいのか。これはもう簡単で、普通のリーチと同じように対処するのがいいと思います。

下手な人は、さっき言った悪いツモ切りリーチを多く打つことが多いです。つまり、ツモ切りリーチだからって愚形だろって決めつけてゼンツしたら、普通の平和ドラ1が出てきたとか、よくあります。

なので特別な対応をする必要はなく、逆にその人がダマにしてた何巡かはこっちは得してるわけなので、まあ得したなって感じで普通に対応するのがいいかと思います。

でも、正直誰が上手いか下手かなんてよくわからないじゃないですか。なので、ここでは上手そうな人の特徴だけとりあえず紹介しておきます。

まず牌裁きがきれいな若者はうまい人が多い印象です。
最初っから牌裁きがきれいな人ってめったにいなくて、きれいにするには結構時間をかける必要があります。
それでも若者で牌裁きがきれいってことは、短い期間で相当麻雀に打ち込んでる証拠なので、上手い人が多いですね。

ちなみにヨーテルは長いこと麻雀やってる割にすごい不器用なので、めちゃくちゃ弱く見られます。舐められやすいってことで得してるのか損してるのかよくわからない感じになってますね。

あとは、例えば雀荘によくいるおっちゃんとかに関しては、本当にうまい人もそうでない人もいるので、初見でツモ切りリーチを受けたらまずは普通のリーチと同じように対応するでいい気がします。


最後に、ツモ切りリーチに関する小技を少し紹介して終わりにしたいと思います。おまけ程度にご覧ください。

まずはリャンメン待ちのツモ切りリーチ。

この手、ドラがでダマテンでも満貫あるので、リーチでもダマでもいいような感じなんですが、ここで1巡だけダマにして、次巡ツモ切りリーチをしてみます。

そうすると相手は「おっ、あいつツモ切りリーチだな。じゃあ愚形っぽいから、端っこのとかは通りそうだな」って思って、を切ってくれるかもしれません。

もちろんダマテンの間にアガってしまっても満貫あるので、それでも全然OKっていう寸法になります。

次に紹介するのは、現物待ちのツモ切り追いかけリーチ。

タンピン三色でダマテンにしていたところ、ほかの人からこんな捨て牌でリーチが入りました。

【他家からのリーチの河】

欲しいは現物なので普通なら現物待ちでこのままダマテンにするんですが、ここであえてツモ切り追いかけリーチをします。すると相手は

「あいつはツモ切りで追いかけリーチ。じゃあ先制リーチの現物で待ってることはないだろう」

って言って、切ってくれるかもしれません。そしたら跳満のアガりとなります。

しかしそれでもダマテン続行に比べて絶対にアガり率は落ちるので、今回みたいにリーチすることによって確実に打点があがるケースで使うくらいがいいのではないかと思います。

以上2つの小技紹介でした。
一種の相手の裏をかくような戦術なんですが、そもそもこれ相手がツモ切りリーチの意味をちゃんと考えてくれる人じゃないと意味がないので、麻雀好きのお友達同士でセットするときにたまに使うくらいがいいのではないかなと思います。

以上ツモ切りリーチについて一通りお話させていただきました。
まあツモ切りリーチは割と麻雀の中でも対人戦略的なところがあるので、うまく使える人は活用して、自信ない人はツモ切りリーチのことなんて一切考えないというのも手なんじゃないかと思います。

ただ悪いツモ切りリーチをするとそれは自分が明確に損してしまうので、それだけは気を付けていただけるといいんじゃないかと思います。

元動画はこちら

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